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なぜあなたは左ききのエレンの柳一に心を動かされてしまったのか

左ききのエレンに登場する人物のうち、最も苛烈で、最もストイックで、最も私たちの心を揺さぶるのは誰だろうか?

私は柳一、その人がまず思い浮かぶ。
きっとこの記事を開いてしまったあなたも、そうなのではないだろうか。

いや、そうであってほしい。

柳一は左ききのエレンの作中で、数々の名言を残してきた。
そのどれもが、私たちに向けられて発せられているのではないかと錯覚を覚えた人はきっと多いはずだ。

柳のことが苦手だと感じても、彼に最も心を揺さぶられてしまったあなたに、改めて彼の名言を交えて魅力を伝えていきたい。

目次

いきなりの名言第1位の発表。
だってこの言葉以上に柳一という人物を表して、同時に私たちの心をぶっ刺してくるものって他にない。

もう、これ以外ないでしょう。

これだけでいい。
他の名言となり得ない弱い言葉まで紹介したいと思えるほど、私は柳一を軽んじていない。

それに響かない言葉を名言に無理やり仕立て上げたところで、私たちはそれを肌感で分かってしまうでしょう?

というわけで私が選ぶ柳一の名言第1位は、左ききのエレンの主人公、朝倉光一が柳チームに配属された後にやらかしたあのシーンのあの言葉。

次のコマの「何か残して死ね」が名言として挙げられることが多いが、私は断然こちらを推したい。

私はクリエイティブ職の人間ではないが、

「明日死ぬつもりで本気でやるだけなのに、なぜお前はそれすらできないのか?」

と、まるで自分に言われているような衝撃を受けた。

私は明日死ぬつもりで本気で何かをやったことが、あっただろうか。
私たちは、明日死ぬつもりで本気で何かをやったことがあっただろうか?

きっと私にはあった。きっと、あったはず。

受験勉強、部活、仕事、趣味…。

努力した過去の思い出を遡るも、「明日死ぬつもりで」というワードによってそれらはことごとく否定されていく。

ああ、私は明日死ぬつもりで何かをやったことなんてなかった。

だから

今日は昨日よりもちゃんと頑張ってみよう。
そう思うことができたのが、この名言だった。

私はストイックな人間ではないし、何なら隙を見てサボることが好きである。
ちょっとした作業の合間にすぐスマホを眺めて5分くらい息抜きする。

だけど、この名言が心のどこかに突き刺さったままのあなたにこの熱を届けたくて。
明日死んでもいいと思えるほどの熱量をありったけ込めて。

この記事を書いてみた。

この記事が誰の記憶にも残らないとしても、

「明日死ぬつもりでつくる……ただそれだけの事がなぜできんのや!!?」

この名言だけは、あなたの記憶に残ってくれるといいなと思ってる。



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